家の中に入ろうとしてくる業者 実は… 警視庁の注意喚起に「油断してた」

いつ、どこで何が起こるかが分からない世の中。
油断していると、思いも寄らないところで、事件の『被害者』になってしまうかもしれません。
警視庁はウェブサイトで、「ガス点検等を装った訪問者に注意」という警告をしています。
なんでも「昼間帯、ガス点検や消防点検等を装った訪問者が玄関ドアを開けさせ、家の中に入り、現金などを奪う事案が発生しています」とのこと。
中には事前に「これから点検に行きます」と、電話をかけてくることもあるそうです。
ガスなどの点検業者が家を訪問してくることは実際にありますし、それが白昼堂々行われたら、確かに疑わずに玄関ドアを開けてしまうかもしれません。
警視庁は、この場合の防犯対策として、以下の5つを挙げています。
1.昼間帯、在宅であっても、玄関ドアを必ず施錠しておく。
2.インターホンやドアスコープで相手を確認する。
3.ガスなどの点検業者を装い「これから点検に行く」と電話してきた場合や自宅に訪問してきた場合は、ドアを開ける前に契約しているガス会社などに確認をする。
4.確認の結果、点検をしていないことがわかったり、訪問者が点検にそぐわない服装であるなど不審と感じた場合は、絶対に玄関ドアを開けずに110番通報する。
5.ドアを開ける際は、一旦ドアガードを掛けたままで対応する。
警視庁 ーより引用
点検業者は、事前にチラシなどで訪問の日程を教えてくれるもの。
突然、点検業者からの訪問があった場合には、疑ってかかり、簡単に玄関ドアを開けないようにしましょう。
点検業者を装った訪問者と同じように、宅配事業者を装って、家の中に入り、現金等を奪う事件も発生しているそうです。
警視庁は、この場合の防犯対策として、以下を挙げています。
・佐川急便、日本郵便及びヤマト運輸の宅配については、インターフォン等を通じて非対面での荷物の受取を希望できます。
・在宅中に宅配業者の訪問があったときは、業者と対面することなく、インターフォン等で非対面での受取を希望し、業者がいなくなったところで荷物を受け取りましょう。
警視庁 ーより引用
非対面での受け取りが可能な荷物は、業者がいなくなってから、受け取りましょう。
家の中に入ろうとしてくる相手は、さまざまな手口を使って、我々を油断させようとしてきます。
自分の身は自分で守るために、これらの防犯対策を普段から意識しておくことが大切ですね。
[文・構成/grape編集部]