漁の最盛期を迎えているマアジ。選ぶ際のポイントや価格について取材しました。
【記者リポート】
「けさは海のしけがないということもあり、全体的な魚の収穫量が多く、いま旬を迎えるアジがたくさん並んでいます」
5月20日、新潟市中央卸売市場で競りにかけられていたのは銀色に輝くマアジです。
この日は約500kgのマアジが水揚げされていました。
【山津水産 小出大輝さん】
「産卵の影響で非常に餌を豊富に食べて栄養を蓄えたアジ。脂乗りもよく、おいしく食べていただけるアジになっている」
水温が上がり、餌も豊富になる5月から6月下旬にかけて水揚げが多くなるというマアジ。
比較的陸に近いところで水揚げされるため燃料費などが抑えられ、価格は例年よりも1割ほど安くなっていると言います。
そんなマアジを選ぶ際のポイントを聞きました。
【山津水産 小出大輝さん】
「表面に光沢があって、きらきらとしたもの。魚体全体に丸みを帯びていて、厚みがある、こういったものは非常に良いアジ」
また、県内でマアジと合わせて漁の最盛期を迎えているのがマダイです。
【山津水産 小出大輝さん】
「この時期大型のサイズのマダイが増えているので、塩焼きもいいし、またアラもガラ汁などで使える」
マダイの価格は例年並みですが、県内でとれる魚は他県産に比べ、輸送費などがかからず価格を抑えられるためオススメだということです。
【山津水産 小出大輝さん】
「新潟県産ということで、他県から持ってくるよりも安く抑えて、市場また新潟県内の皆様に食べていただくことができる。物価高に苦しまれている中でも価格訴求した魚で、色々な料理を楽しんでいただけたら」