米アーカンソー州ブライアントで、教え子の男子と何度も性的関係を持った元教師に13年の実刑判決が下った。連邦検事局が公表した。
ブライアント高校で生活科学を教えていたヘザー・ヘア被告(33)は、’21年の新年度がスタートした日に、3年生になった被害者に目を付けた。一対一のカウンセリング・セッションを設定して何度か二人きりで話をした後、InstagramやSnapchatのDMで連絡を取り合うようになったという。
そして、生徒に「あなたとセックスする夢を見たの」と言って自宅の住所を教えた。ヘア被告と生徒は’21年から’22年にかけて、自宅や車内、高校の教室や駐車場などで約30回にわたり性的関係を持ったことがわかっている。また’22年4月、被告はワシントンD.C.への校外学習を引率していたが、その間にも被害者と逢瀬を重ねていた。
州をまたいで犯行に及んだことからFBIも捜査に加わり、’23年8月にヘア被告は合衆国検事補により起訴された。不法な性行為を目的として、未成年者に州境を越えさせた罪などで有罪を認め、連邦刑務所に13年収監されることが決まった。釈放された後も生涯監視下に置かれるという。
「この元教師は、信頼されているという立場と、未成年者のもろさにつけ込み、役割を利用して未成年者を誘い込んで違法な性的行為に関与させました。我々は生徒を性的に虐待した教育関係者に対し、重い罰則を求め続けます」と、アーカンソー州東部地区のジョナサン・D・ロス連邦検事はコメントを公表している。