えっ、リンゴってそのまま冷蔵庫に入れちゃダメなの? 団体の注意喚起に「知らなかった」

突然ですが、あなたはリンゴをどう保存していますか。
季節によっては室温保存も可能ですが、冷蔵保存している人が大半でしょう。
しかし、間違った冷蔵保存をしてしまうと、ほかの野菜や果物にも影響があるのだとか。
青森県りんご対策協議会は、ウェブサイトでリンゴの保管方法について、こんな注意喚起をしています。
りんごは暑さが苦手です。涼しい場所であれば室温保存でも大丈夫ですが、秋・冬でも暖房などの入った室内に置いておくよりは、冷蔵庫の野菜室などに入れておくのがおすすめです。
冷蔵庫に入れる際には、ポリ袋などに入れて、しっかりと口を閉じてください。
口を閉じるのは、①りんごの水分が蒸発するのを防ぐ ②りんごから出るエチレンガス(植物の成長ホルモンのようなもので、野菜や果物を早く成熟させる作用があります)の影響が他の野菜や果物に及ぶのを防ぐためです。(こうしたりんごの特徴を利用して、硬いキウイなどをりんごと一緒の袋に入れておくと追熟が進みます)
また、箱買いなどでりんごが大量にあり、いつもより長めに保存する必要がある場合には、りんごを一個ずつ新聞紙やキッチンペーパーなどに包んでからポリ袋に入れると良いでしょう。
青森県りんご対策協議会 ーより引用
リンゴから発生するエチレンガスにより、ほかの果物や野菜の劣化を早めてしまうのですね。
リンゴを冷蔵保存する際には、ポリ袋に入れ、口を縛った状態で冷蔵保存するようにしましょう。
また、リンゴのエチレンガスを利用する方法もあり、食べごろを迎えていない青いバナナや固いキウイフルーツなどを、リンゴと一緒の袋に入れて保管しておくと、熟成が早まるそうです。
リンゴをそのまま冷蔵保存すると、最悪の場合、ほかの野菜や果物が傷んだり、腐らせたりしてしまう恐れがあるので、正しい方法で保管するようにしましょう!
[文・構成/grape編集部]