沖縄の三線文化を発信する「第31回ゆかる日 まさる日 さんしんの日」(主催・琉球放送、共催・沖縄タイムス社)が4日、開催された。RBCiラジオで那覇市の琉球放送会館を起点に県内各地やハワイなどを結んで生放送した。新型コロナウイルスの影響で無観客での放送が続いていたが、4年ぶりに有観客となった。YouTubeとラジコでもアーカイブを配信している。(学芸部・真栄里泰球)
正午から午後8時までの9回の時報に合わせ、出演者や聴取者が「かぎやで風節」を演奏。正午からの最初の合奏は民謡歌手の知名定人さん、松田一利さん、島袋辰也さん、仲宗根創さんの先導で行われた。
うるま市から三線を持って駆け付けた宜寿次采玖(さく)さん(11)は「『かぎやで風節』はゆったりしていていい。師匠の仲宗根創先生のように上手になりたい」、60代の田港恒子さん=糸満市=は「古典も民謡も好きで、毎年さんしんの日を楽しみにしている」と話した。
番組開始から60周年となった「民謡で今日拝(ちゅううが)なびら」と連動した特別企画では初期のオープニングテーマや出演者だった島正太郎さんと中山幸四郎さんのウチナーグチのコントなどの懐かしい音源も放送された。
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