ペットボトルの蓋アート、完成前との「ビフォーアフター」が劇的すぎると話題に

ペットボトルキャップをとっておく人はいないだろう。しかし今ツイッターでは、そんなペットボトルキャップを最高のアートにしてしまった作品が話題を呼んでいる。そう、あのちっちゃいスペースにだ…。
【話題の投稿】そのビフォーアフターを刮目せよ!小さな蓋が超リアルなアート作品に…
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「作品のビフォーアフター写真をたまに載せておりますが、メーカー様から許可を頂いた上でSNS上に掲載しております」などコメントを添え、アサヒ飲料のペットボトルキャップを、美麗な風景画作品にビフォーアフターさせた写真を投稿したのは、ボトルキャップアーティストで画家の西倉ミトさん。
紅葉に色づく山中を滝が流れる風景で、色使いがじつに美しい。細かいところまで精巧に描かれておりステキだ。ちなみに極小サイズの柴犬とアヒルも紛れているので探してみよう…!
それにしても、ペットボトルキャップという小ささに描かれた絵画だとはとうてい思えない。ペットボトルキャップをキャンバスにするというアイデアもすごいし、その芸の細かさに見入ってしまう。これはペットボトル飲料メーカーさんも嬉しいことだろう。
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ペットボトルキャップの中に広がる風景に心惹かれたツイッターユーザーは数多く、ネットでは「ステキ!」「旅情ある風景」「メーカーの方々も癒やされておられると思います」と感激の声。
西倉さんのペットボトルキャップ作品はコレ以外にもたくさんツイッターで投稿されており、そこでも絶賛の嵐だった。記者は、そんな素敵なアートを制作した西倉さんを取材した!
西倉さんが今回ペットボトルキャップに描いた景色の参考場所は、大阪府箕面市にある、紅葉の名所として有名な「箕面の滝」。画材はアクリルガッシュで、極細筆を3種類ほど使い分け、下書きから完成まで約3時間で完成させたという。
今回の絵のポイントを伺った。
「極小サイズの柴犬とアヒルが見つめ合っているところがポイントです。風景だけだと堅苦しさを感じてしまうので、動物を描くことで柔らかな雰囲気を出そうと努めました。サイズは柴犬が4mmでアヒルが2mmです」と西倉さん。に、2mm…!?

ペットボトルキャップ作品を作る前から、ハガキサイズほどの絵を描いていた西倉さん。そんな中、知り合いの方から「もっと小さな絵に挑戦してみてはどうか」とアドバイスをもらったという。
小さな絵をどのように描こうか考えていたが、そのアイデアのきっかけは2022年6月に地元のショッピングモールで突然訪れた。
「小学生が作ったペットボトルキャップのモザイクアートを見かけたのです。その時に「一つのキャップに絵を描く人をあまり見たことがない」と閃いたことがきっかけとなり、ボトルキャップに絵を描き始めました」
そしてペットボトルキャップアートを始めた西倉さんだが、ペットボトルキャップ作品の制作歴は現在約8ヶ月。作品数は140個にも上るという。

ちなみに、ペットボトルアート以外にもアート作品を制作している。「現在も通常の大きさのキャンバス作品などを制作し続けており、作品の展示販売や絵画のオーダー制作を行っています」と話す西倉さんの生み出す世界に、今後もさらなる期待が高まる…!
作品のビフォーアフター写真をたまに載せておりますが、メーカー様から許可を頂いた上でSNS上に掲載しております。ロゴが写っているので著作権侵害を懸念されている方もいらっしゃるかもしれませんがご安心ください♀ pic.twitter.com/pq0oRHJOrm
西倉ミト|SINGLE CAP ART (@n_mito0813) February 11, 2023
(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)