沖縄県にサイバー攻撃か 県内市町村の公式HPが一時閲覧できず

4日午前、沖縄県や県内市町村の公式ホームページ(HP)が一時閲覧できない状態になった。午前8時半ごろにはほぼ回復したが、4日午前1時半ごろから約7時間、アクセスできない事態が続いた。県によると、外部からの大量のアクセスでサーバーが処理不能の状態に陥っていたといい、大量のデータを送り付けるDDoS(ディードス)と呼ばれるサイバー攻撃の可能性が高いとみている。
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県以外に、県警や那覇市も一時アクセスできない状態となった。県によると、市町村も県と同じシステムを使用しており、ほぼ全市町村で同様の事態が発生していたとみられる。
午前7時ごろネットワークを管理する業者が調べたところ外部から大量のアクセスが続いていることを確認。そのアクセスをブロックすると正常な状態に近づいたという。
一方、その後も普段より多いアクセスが続いているといい、県は監視を続けている。県はデータ通信の履歴や情報を記録して発信元などを分析する方針で、県警にも相談している。(政経部・大野亨恭)