物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク仙台名取Ⅰ」が竣工-大震災級の津波に備える防災拠点としても貢献

三井不動産は4月30日、東北圏初の物流施設事業である「三井不動産ロジスティクスパーク仙台名取Ⅰ」を宮城県名取市にて竣工した。

同施設は、「物流の2024年問題」の解決策のひとつとなる、首都圏と東北圏を繋ぐ「中継輸送」拠点となる立地。

仙台東部道路「名取中央」スマートICから約900m、国道4号線に至近といった、東北6県の物流ハブとなる交通環境で、足元配送にも適している。

3階の貨物車両通行スペースの一部は、一時避難場所として整備。5月23日には名取市・三井不動産にて防災協定を締結している。

災害時のBCP(事業継続計画)対応として、津波発生時にも浸水しないように建物床高さを想定浸水レベルよりも高い位置に設定したほか、72時間対応の非常用発電設備や災害時に従業者に配布可能な3日分の防災備蓄品も備えるとのこと。

また、施設内には、ラウンジを2カ所に設置するほか、ラウンジにおけるWi-Fiの提供や24時間無人コンビニ、ドライバー休憩所などを導入。

共用部にはアーキボックスのデザイン・監修による自然を内部に取り込んだ空間を採用。エントランスホールには宮城で採掘される秋保石を使用し、間接照明を用いて柔らかい雰囲気を演出している。