駅の愛称は「岩下の新生姜 犬吠駅」 新命名権者に岩下食品 銚子電鉄が記念イベント

銚子市のローカル鉄道・銚子電鉄(竹本勝紀社長)は、犬吠駅の新しいネーミングライツパートナー(駅名愛称の命名権者)として岩下食品(栃木県栃木市、岩下和了社長)を迎えた。新規客獲得や相互の地域経済活性化などにつなげる。26日に駅前広場で記念イベントが開かれ、愛称の看板が披露された。
両社は、2021年から23年11月に運行した装飾電車や、菓子販売の取り組みで連携しており、今回は新たなコラボレーション。駅の新愛称は「NEW GINGER“BOW WOW”STATION 岩下の新生姜 犬吠駅」。岩下食品の代表商品名が盛り込まれている。
愛称と合わせ、同駅2階の一室を活用し、岩下食品の展示スペース「岩下の新生姜ミュージアム 銚子電鉄犬吠駅分室」が始まった。栃木で運営するミュージアム館内をイメージした展示や装飾を配置。岩下の新生姜公式キャラクター・イワシカとのフォトスポットなどを設ける。入場無料。
また、同駅到着前に流れる車内アナウンスには、岩下食品と交流ある大食いアイドル・もえのあずきさんが起用された。
イベントでは両社の社長やもえのさんが愛称入りの看板を除幕した。岩下社長は「真面目にお客さんに喜んでもらいたいという一心でやっているところは(銚子電鉄と)共通している。ぜひ栃木のミュージアムにも遊びに来て」と呼びかけた。銚電の竹本社長は「1人でも多くの人に銚子を訪れて観光を楽しんでもらいたい」と期待した。