6月4日は語呂合わせから“虫歯予防デー”です。子どもの虫歯の数が全国で最も少ない新潟県。学校では虫歯予防の教育が積極的に進められています。
虫歯予防デーの4日、聖籠町の山倉小学校6年生の教室では歯磨きの授業が行われていました。
教材を使い、10歳~14歳の約4割が歯茎に炎症が起きる歯肉炎になっていることやその症状などについて学んだ児童たち。
その後は実際に歯ブラシを使い、ブラシを歯の面にしっかり当て小さく動かすことや軽い力で磨くことなど、見本にならい正しい歯の磨き方を実践します。
【記者リポート】
「初めて使う子も多いというデンタルフロスも実践。子どもたちは鏡を見ながら、丁寧にフロスを歯と歯の間に入れていきます」
歯ブラシの毛先が入りにくい歯と歯の間の歯垢を落とすデンタルフロスの使い方も学びました。
【児童】
「デンタルフロスを使わないと大人になったときも汚くなるので使わないとなと思った」
【児童】
「ちゃんと20回磨くとか、デンタルフロスで歯と歯の間を磨く」
【児童】
「将来きれいな歯が保てるように頑張りたい」
文科省の調査で2022年度の12歳児の虫歯の平均本数は0.3本と、23年連続で全国で最も少なかった新潟県。
県は学校などで虫歯予防対策を積極的に推進していることを理由に挙げます。
【担任の先生】
「歯を磨かないと厳しいよね」
【児童】
「怒る」
【担任の先生】
「それくらい歯は大事」
山倉小学校でも毎日の給食の後に時間を取り、全校児童が一斉に歯を磨いています。
学校は今後も児童たちに正しい歯の磨き方で歯と口の健康を自分で守れるよう教えていく方針です。
【山倉小学校 石塚梢 養護教諭】
「歯は一生もので、自分で健康管理していくべきものだと思う。小学生のうちにそういう意識を身につけてほしい」