喜納翼、東京マラソン車いすの部2位 スタート位置取り苦戦「もう少し伸ばせた」

東京マラソンは5日、東京都庁前から東京駅前のコースで行われ、車いすの部の女子は沖縄県うるま市出身の喜納翼(32)=琉球スポーツサポート=が1時間42分47秒で2位に入った。優勝はマヌエラ・シャー(スイス)で、1時間36分43秒の大会新で制した。男子はマルセル・フグ(同)が1時間20分57秒の大会新記録で2連覇した。
■スタート位置取り苦戦 車いすの部女子の喜納翼(琉球スポーツサポート)=うるま市出身=は、自身が持つ1時間40分0秒の大会記録の更新と、3大会連続3度目の優勝を目指した。しかし、1時間42分47秒の2位でゴールし、自己ベストから2分47秒遅れた。優勝したシャー(スイス)にも6分4秒の大差をつけられた。
「苦手のスタートから離れてしまい、差を詰められないまま広がってしまった」と悔しがった。
男女が一斉にスタートする中、喜納はシャーに比べて位置取りで苦戦して出遅れたという。さらに終始横風を受け、向かい風と同様の負荷がかかり、体力を消耗した。「順位的には悪くなかった。しかし、タイム的にはもう少し伸ばせたと思う」と話した。「スタートのスプリントや、下り坂でついたスピードを生かす走りを強化したい」と課題を挙げた。
12日には、名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン(10キロ)に出場する。「大会記録を更新して優勝したい」と力を込めた。(平良吉弥)
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