千葉県誕生150周年記念事業の一環で行った「手首をつないだ人の最も長い列」のギネス世界記録への挑戦が審査の結果、記録更新とならなかったことを受けて、熊谷俊人知事は16日、「つくづく申し訳ない」と参加者に陳謝した。
熊谷知事は同日勝浦市内で開かれたフィナーレイベントで、「世界記録に挑戦して失敗したコメントをするというのは人生でなかなかないかと思うし、つくづく申し訳ない」と参加者におわび。一方で「人数は従来の4200人ちょっとを大幅に上回る4500人ということで、ギネスの審査員からは『一般でこれだけ人数の集まるというのは本当にすごい』とのコメントをいただいた。改めてギネスは本当に厳格に審査するということが痛いほどよく分かった」と述べた。
また、「これだけの人数で挑戦できたことを大変誇らしく思う。本来ならば出会うことのない4500人が同じ場所で、同じ時間、手をつないだことは変わらない。これをしっかりと次につなげていくため、県民の皆さんと歩んでいきたい」と前を見据えた。
ギネス記録への挑戦は15日に九十九里有料道路の大網白里市と九十九里町にまたがる区間で実施。4554人が参加し、これまでの記録4222人を上回ったが、基準の60秒に達しなかった。