職場の同僚だった女性の家から下着などを盗んだ疑いで、44歳の男が逮捕されました。男は女性の家の「合鍵」を勝手に作って持っていたとみられますが、なぜ、そんなことができたのでしょうか。
女性の家から下着を盗んだ疑い 「合鍵」を勝手に作って侵入 同…の画像はこちら >>
名古屋市千種区の無職、落合宏文容疑者(44)は、2021年の2月と4月に職場の同僚だった20代女性の自宅に忍び込み、ショーツやブラジャーなど5点を盗んだ疑いで、きょう(7日)送検されました。
警察によりますと「女性に一方的に好意を寄せていた」という落合容疑者。女性の家の合鍵を「勝手に」作っていました。なぜ、そんなことができてしまったのでしょうか。
事件とは関係のない名古屋市中村区の鍵業者に聞いてみると…。
CBC
(ケイ・エム・ロックサービス 水野清社長)「鍵に書いてある『この番号』でメーカーから鍵を取り寄せて作る方法がある」
これは「鍵番号」と呼ばれ、アルファベットや数字などの組み合わせで、鍵を無くしてしまった時にこの番号とメーカー名を伝えれば、純正の鍵を取り寄せることができます。便利な反面、この「鍵番号」を誰かに悪用されてしまうと…。
(ケイ・エム・ロックサービス 水野清社長)「他人に勝手に鍵を作られてしまうおそれがある」
CBC
CBC
落合容疑者は、職場で隙(すき)を見て、女性のカバンに入っていた鍵の写真を撮り「鍵番号」を入手していたとみられています。その「鍵番号」をインターネット上で悪用し、勝手に合鍵を作ったというのです。
CBC
中村区にある、この店では犯罪に使われないよう、鍵の実物がない場合は、新しい鍵の取り寄せには応じていません。しかし、インターネット上では…。
(ケイ・エム・ロックサービス 水野清社長)「本人確認ができないので、鍵の番号で作られるのを防ぐのは難しい」
CBC
CBC
今回の逮捕容疑とは別の女性の家でも下着を盗み、逮捕されていた落合容疑者。警察の調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているということです。