27日も午前中から各地で雪が舞うなど厳しい寒さに見舞われていますが、三重県いなべ市では水道管の凍結で断水が発生し、生活に影響が出ています。
＜防災無線＞
「水道管の破裂により、断水している地域があります」
雪をかぶった山に囲まれた、いなべ市藤原町。27日朝から町内の4地区・計572戸で断水が発生しました。
いなべ市によると、今週の寒波の影響で水道管が凍結して破損し、漏水が多発したことが原因とみられています。
いなべ市は急遽、給水所を設置し、雪が舞う中、住民が水を取りに来ていました。
給水所に来た女性：
「夕べから（水が）出ていなかったものですから、お勝手の夜の用意が困るかなと思って」
いなべ市職員：
「100袋くらい持っていっていただいたかと思います。（1袋で）6リットルですね。（断水は）初めてという方ばかりだったので、助かるとおっしゃっていました」
断水している住宅を訪ねました。
女性：
「（水が）全然これ出ないでしょ、全く」
27日午前5時ごろに断水に気付いたといい、取材した午後2時半過ぎも、蛇口から水は出ていませんでした。
女性：
「家事全般できないのと、あとお手洗いが流れないのでそれが困る。（水を）洗い物をするのに使って、捨てられないので一回ためて」
午後4時の時点ですでに解消された地区もありますが、一部の地域では28日午前中まで断水が続くとみられています。