中部国際空港沖の埋め立て工事を巡る官製談合事件で逮捕された国交省の元所長が、収賄の疑いで再逮捕されました。
再逮捕されたのは、中部地方整備局・名古屋港湾事務所の元所長・藤田亨容疑者(61)で、中部国際空港沖の埋め立て工事の入札で便宜を図る見返りに、知人との飲食代、計約52万円を業者に肩代わりさせた収賄の疑いが持たれています。
警察によりますと、藤田容疑者はSNSで入札予定価格に近い金額を業者に漏らす見返りに、2020年6月から2022年3月にかけ、名古屋市内などの店で飲食した代金を業者に請求していたということです。
警察は、贈賄側の業者「丸昇石材」の元会長・小倉章弘容疑者(65)も再逮捕していますが、いずれの認否も明らかにしていません。