不適切発言の新潟・上越市長“給与減額”を検討 怒りの声など約250件寄せられるも「辞職考えていない」

6月18日の議会での答弁で差別的ともとれる不適切発言があった新潟県上越市の中川幹太市長。27日の会見で自身の進退について辞職は考えておらず「給与の減額」を検討していることを明らかにしました。

【上越市 中川幹太市長】
「今議会の一般質問に対する私の答弁で多くの皆様に多大なご迷惑をおかけするとともに、お気持ちを傷つけたことを心よりおわび申し上げます」

27日に開かれた会見の冒頭、18日の議会の答弁で「工場では高校卒業程度のレベルの人が働いている。頭のいい人だけが来るわけではない」などと発言したことに対して謝罪を行ったのは上越市の中川幹太市長です。

この問題を受け、26日までに市の内外から批判や怒りの声、市長の辞職を求める電話やメールなどが約250件寄せられていると明かしたものの「辞職については考えていない」とした上で…

【上越市 中川幹太市長】
「処分については、市民の皆さん、あるいは前項の皆さんから色々な様々なご意見をいただいている。こういう意見を重く受け止めながら、自らの給与の減額を検討しているところ」

おととしも地元の商店街への失言で関係者に謝罪をするなど不適切発言が繰り返されてきた中川市長。

【記者】
「不適切な発言があるごとに『反省して頑張ります』と言っているが、結局反省が足りていないのでは?」

【上越市 中川幹太市長】
「話の流れや、やり取りの中で思慮に欠ける表現を用いてしまったものと深く反省している」

Q.不適切発言はこの前のもので最後?
「そうなるように努力させていただきます」

その努力は市の発展のために傾けてほしい…そう願う市民の声が聞こえてきそうです。