NHK党の立花孝志党首は8日、国会内で記者会見し、参院本会議を欠席し続けるガーシー参院議員が懲罰の陳謝文の朗読をせず再び懲罰委員会に付託された事を受け、責任を取る形で今日付けで党首を辞任すると発表した。後任は建築デザイナーで元子役タレントで4月の統一地方選・目黒区議選に出馬予定の大津綾香氏で、党名も「政治家女子48党」に変更する。大津氏は、池上彰氏がキャスターを務めたNHKのテレビ番組「週刊こどもニュース」に「池上彰の娘役」で出演していた。
立花氏は辞任の理由について「ガーシーの約束が反故(ほご)になった以上、党の代表として責任を取らなければならない」とした。今後は記者会見などに出席せず、事務局長としてお金の管理などを行うという。
新しく代表に就任した大津氏は「突然国政政党の党首となるということで緊張しています。勉強不足ではありますがよろしくお願いします」と話した。池上氏にはメールで連絡したといい「話題作りになるなよ」と伝えられたという。
立花氏はガーシー氏と3日に連絡をとり「帰ってこなかったら党首を辞める」「帰ってくるか最終判断は任せる」と伝えたという。ガーシー氏は「いつか日本に戻って必ず国会議員の仕事をしたい。除名になっても次の衆院選、参院選に出たい」と話していたという。
またガーシー氏の懲罰に関して立花氏は「国会に出席しないからという理由で除名に動くようなバカな国会議員がこんなにいることには驚いた。議事進行を妨害したならば除名は致し方ないが、何か迷惑をかけたのか分からない」とした。