週末からは10年に一度レベルの暑さ 連日の熱帯夜も 熱中症に十分注意

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週末以降、太平洋高気圧が勢力を強め、東日本や西日本ではまるで梅雨明けしたような夏の暑さが続きそうです。夜も気温が下がらず、夜間でも熱中症に十分注意が必要です。
まるで梅雨明けしたような暑さに

週末以降、太平洋高気圧が勢力を強める予想です。西日本を中心に高気圧が張り出し、梅雨前線は東北付近に停滞する日が多くなるため、東日本や西日本では、あたかも梅雨が明け、夏のような気圧配置となりそうです。東日本と西日本を中心に気温が高くなり、週末以降、連日、最高気温が30℃以上の真夏日の所が多くなりそうです。10年に一度レベルの厳しい暑さとなるでしょう。7月3日(水)ごろは全国の半数近くの地点で真夏日となる予想で、内陸では35℃以上の猛暑日となる所もありそうです。湿度が高く、また、梅雨明けしていない地域でも、東日本や西日本の太平洋側の地域を中心に晴れ間の出ることもあり、より暑さが厳しく感じられそうです。屋外での活動やスポーツなどの際は、こまめな水分補給や休憩を心掛けてください。また、暑さが続くと、高齢者を中心に屋内でも熱中症の発生するリスクが大きくなりますので、適切にエアコンを使用するなどして、熱中症に十分注意してください。
熱帯夜続出 夜間の熱中症にも注意

また、夜間の熱中症にも注意が必要です。7月1日(月)以降、東日本や西日本では、最低気温が25℃を下回らない熱帯夜が続く見通しです。特に福岡では26℃~27℃くらい、東京でも25℃~26℃くらいの日が続くでしょう。夜も寝苦しくなるため、適切にエアコンを使用することに加え、涼しく感じられる素材のシーツや衣服などで暑さ対策をすると良さそうです。
夜間の熱中症対策

夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。①寝る前に水分補給をしましょう。熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。②エアコンを上手に使いましょう。熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。