『トイレの消臭元』は部屋でも使える? メーカーの回答に「知らなかった」

嫌な臭いの消臭に特化した、『消臭元』シリーズ。トイレやお部屋でお世話になっているという人も多いのではないでしょうか。
種類が豊富だからこそ、気になるのが使用場所についてです。
例えば『トイレの消臭元』をお部屋で使うことはできるのでしょうか。気になる点を製造元である小林製薬の公式サイト情報より解説します。
ワイド消臭フィルターで、臭いのもとをキャッチして消臭してくれる『消臭元』シリーズ。
トイレ用とお部屋用の2種類がありますが、どちらのパッケージも似たような作りをしています。「トイレ用もお部屋で使えるのでは…」という疑問を抱くのも無理はないでしょう。
対して、小林製薬公式サイトでは以下のように回答しています。
「トイレの消臭元」をお部屋でご使用になることは、特に問題はございませんが、トイレ用は、トイレの尿や便臭などに特化して作られております。
小林製薬 ーより引用
嫌な臭いの原因は、場所によって異なるもの。『消臭元』といえば、大きなワイド消臭フィルターが特長ですが、トイレ用はトイレの臭いに合わせて消臭成分が配合されています。
お部屋用には、主に汗臭や体臭、生活臭に合わせた消臭成分を配合しているとのこと。そのため、トイレ用をリビングで使っても思うような効果を得られない可能性があります。
とはいえ、トイレ用をリビングで使ったからといって、特別に何か害が生じるわけではありません。いい香りを広げ、嫌な臭いを閉じ込めてくれる感覚的消臭効果は得られるでしょう。『効果は劣るものの使用自体は可能』と認識しておきましょう。
『消臭元』シリーズには、タバコやペットの嫌な臭いに対応したタイプもあり、人気を集めています。それぞれの臭いの性質に合わせた消臭成分を配合しており、高い消臭効果を実感できる仕組みです。
部屋に染み付いたタバコやペットの臭いは、自分では気付きにくいものです。来客から指摘され、初めて自覚するようなケースも決して少なくありません。専用消臭剤配合の特化型アイテムを使って、臭いのお悩みを解決しましょう。
『トイレの消臭元』や『お部屋の消臭元』、さまざまなシリーズがありますが、本来の効果を実感したいなら、やはり場所に特化した製品を正しく使うのがおすすめです。
自分がどこの臭いで悩まされているのかはっきりさせたうえで、『消臭元』の売り場へと出向いてみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]