藤井五冠「名人への挑戦権」獲得はなるのか 「将棋界一番長い日」のプレーオフ対決

江戸時代から続く将棋のタイトル「名人」の挑戦権を賭けて、藤井五冠が順位戦のプレーオフに臨んでいます。勝てば「七冠達成」も視野に。
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(藤井聡太五冠:3月2日)「将棋界で最も歴史のあるタイトルなので。その重みというのは大きなものかなと思うし、そこに少しずつ近づけているのは良いことかと思う」
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先週(3月2日)行われたA級順位戦の最終戦。「名人」への挑戦権をかけ、1年かけて戦って来たトップ棋士10人の順位が決まる「将棋界の一番長い日」です。
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その結果、藤井五冠と広瀬章人八段が7勝2敗の首位で並び、プレーオフの直接対決で決着をつけることに。
(藤井聡太五冠:3月2日)「まだ名人を意識するということはないが、引き続き頑張っていけたら」
一方、広瀬八段は対戦成績3勝10敗と大きくリードされている藤井五冠について。
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(広瀬章人八段)「(去年の)竜王戦の時からも、実力をわかっているつもりなので。その点を踏まえて、どういうふうに戦うか、これから考えたい。非常に重みのあるタイトルに挑戦できればと思う」
「名人」挑戦を賭けた大一番は東京の将棋会館で行われました。対局室に入った藤井五冠はタイトル戦とは違い、自らエアコンをつけて飲み物を入れる紙コップを運びます。
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緊張が高まる中、先手と後手を決める注目の振り駒。「歩」が3枚以上出れば藤井五冠が勝率9割以上と得意にしている「先手」となりますが…。結果は「歩が3枚」で先手は藤井五冠に。
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4月5日に開幕する名人戦七番勝負で、渡辺明二冠に挑戦するのはどちらになるのか。持ち時間は、それぞれ6時間で8日夜にも決着する見込みです。