「畑にいました!なんの子かな?」
困った様子で、畑で撮影した写真をXに投稿したのは、ち(@kissarmy1582)さん。
作業中、別エリアから「雛が落ちてるー!」という声が聞こえたため、あわてて駆け付けたところ、こんな光景を目撃したのです!
タマネギの根元に、ツンツンした毛と、黄色いくちばしが特徴の雛が、3羽いるではありませんか!
投稿者さんによると、最初に発見した人は「クリが落ちていると思った」とのこと。口を閉じた状態で、ひと目見ただけでは、確かに雛と分からないでしょう。
タマネギの枯草で作られた巣にいたのは、ヒバリの雛。
ヒバリは地面に巣を作る習性がありますが、「鳥は巣を高い場所に作る」というイメージがあった投稿者さんたちは、雛が落ちたと勘違いしたのです。
親鳥は、長く伸びた葉が天敵からの目隠しになると思い、タマネギ畑の真ん中で営巣したのかもしれません。
その後、投稿者さんたちが草取りの作業に戻ったら、親鳥は巣に帰っていたとのこと。
また「無事に雛たちが巣立つまで、見守ってもらえるよう畑主には伝えてある」といいます。
投稿は反響を呼び、ヒバリを雛を初めて見た大勢の人からコメントが寄せられています。
・ヒバリの雛の姿、知りませんでした。貴重な光景ですね!
・エサをねだっているお口がかわいい。
・見たことがあります。うちは、枝豆の根元にヒバリの巣がありました!
・黄色いお花が咲いているみたい。無事に育ってほしいなぁ。
もし本当に何かの雛が地面に落ちていても、むやみに触れるのは厳禁。
姿が見えずとも、親鳥が離れた場所から見守っていることがあります。人間がいると、親鳥が警戒するため、雛から離れて様子を見るようにしましょう。
自然と共存している意識を持ち、野鳥の営みを優しく見守っていきたいですね。
[文・構成/grape編集部]