29日午後、新潟県弥彦村の文化会館で、配管の工事中に爆発事故が発生しました。この事故で、死亡したのは、35歳の男性作業員であることがわかりました。
死亡したのは、新潟市南区に住む会社員・富樫健太郎さん（35）です。
29日午後1時半ごろ、工事関係者から「弥彦総合文化会館で爆発が起きた。屋内に煙が充満している」と消防に通報がありました。
消防などによりますと、この爆発事故で富樫さんが死亡したほか、３人が救急搬送され、１人が重傷、２人が軽傷を負いました。
弥彦村によりますと、文化会館では村が発注した空調設備やトイレなどの改修工事が行われていて、ピットで配管工事を行っていたところ爆発が発生したということです。また、工事中に何らかの原因でガスに引火し、爆発した可能性もあるということです。
事故当時、文化会館は休館中で利用者はいませんでした。警察や消防は１日午前に実況見分を行い、爆発の原因などについて詳しく調べる方針です。