女性用トイレの張り紙に、6万人が注目? 「こういう配慮が嬉しい」「当たり前だけど大事」

「なんでこんな当たり前のことを書かないとダメなんだろう…」
2024年6月25日、こうした一文とともに女性がXに投稿したのは、女性専用トイレの入口付近に貼られた張り紙の写真でした。
公共トイレを利用する際、「落書きをしないでください」や「ゴミは持ち帰ってください」などの呼びかけが書かれた張り紙を、目にしたことはあるでしょう。
書かれている内容はどれも「そんなの当たり前じゃないの?」と思うような文言ばかり。
しかし、ごく当たり前の記載内容にもかかわらず、張り紙を目にした女性は「でも掲示してくれてありがとう」と感謝もつづっています。
その理由に納得する人も多いであろう、次の1枚をご覧ください。
張り紙に書いてあるのは、女性専用のトイレであることを強調する文言でした。
画像の左上に目を向けると、女性専用トイレであることを表す赤色のピクトグラムの背景に、うっすらと男女共用トイレを象徴するピクトグラムの跡があります。
きっとこの女性専用トイレは、過去に男女共用トイレとして使われていたのでしょう。そのため、この張り紙の設置は、これまで男女共用トイレとして利用していた男性たちが、間違って入ってしまわないための配慮と思われます。
Xで上がっているリアクションを見ると、「近所のコンビニエンスストアにも貼ってあります」などの声も。こうした配慮は、多くの施設で行われているようです。
しかし、施設によって張り紙を掲出する事情はさまざまでしょう。例えば、女性専用トイレに男性が駆け込む姿が多数目撃されたことによる再発防止策として、張り紙を用いている可能性もあります。
「すぐにでも用を足したかったが、男性専用のトイレに空きがなかった」など、どんな事情があれど、女性専用のトイレに男性が入る姿を見たら、不快感をおぼえる人がほとんどでしょう。
公共トイレは、人々が平等に、気持ちよく使用できるように設置されているもの。
安心して公共トイレを利用するためにも、こうした張り紙を用いた取り組みは、適切な抑止効果を発揮するのかもしれません。
※掲載許可は頂いておりますが、投稿者様の希望で匿名にしております。
[文・構成/grape編集部]