「新紙幣」 最短で手にするには…7月4日以降に金融機関の窓口へ 7月3日は日本銀行から各金融機関に運ばれる日

7月3日、約20年ぶりに「新紙幣」が発行されます。世界初の技術も用いられて発行される紙幣なんですが、対応が必要となるATMや自動販売機、券売機などの全国の状況はどうなっているのでしょうか?
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(山内彩加アナウンサー)財務省によりますと、金融機関のATMなどは9割以上が新紙幣に対応しています。切符の販売機やレジも8割から9割が対応済みということです。(若狭キャスター)結構、対応が進んでいるんですね。
(山内アナ)一方で、駐車場の自動精算機や飲食店の券売機は5割程度なんですね。そして、飲料の自動販売機は千円札をよく使いますが、2割から3割が対応済みということです。(若狭キャスター)まだまだ、なんですね。新しい500円玉にも対応していない自動販売機もまだありますからね。こうした中で、新しい紙幣が発行されるんですが、早く実際に手にしたいという方は、どこに行けば良いのでしょうか?
CBC
(山内アナ)実は7月3日というのは、新紙幣が日本銀行から各金融機関に運ばれる日なんですね。ということで、実際に手にすることができるのは7月4日以降になります。金融機関の窓口に行けば入手できるということです。
(若狭キャスター)そして、この新紙幣発行のタイミングで起きてしまうのが詐欺なんですね。過去の事例をもとに、こういうことが起きるのではないかという注意喚起もあります。
CBC
(山内アナ)岐阜県警によりますと、金融機関の職員を名乗る人物から、こんな電話があるかもしれません。「新紙幣に切り替わると、旧紙幣は使えなくなります。今なら係の者が交換に伺います」と。(若狭キャスター)旧紙幣が使えなくなることはありませんので、こうした詐欺には気をつけていただきたいと思います。
CBC
(山内アナ)他にもあります。まず、新紙幣○○協会といった実在しない団体の名前を名乗ってから、「新紙幣の発行に伴って銀行法が改正されるのでキャッシュカードをお預かりします」と言ってくるケース。(若狭キャスター)「法律の改正」などといった、それっぽい言葉には、だまされないように気をつけてください。(山内アナ)そして、警察や金融機関を名乗る人から「国の施策で、新紙幣がATMで使えるか調査をしています。謝金を払うので協力してくれませんか」と言って現金を振り込ませるという手口も考えられるということです。(若狭キャスター)新紙幣が、ある程度、皆さんのところに行き渡った後、こういうことが起きる可能性があるということですね。実際に既に3月から6月までの間に東京の80代から90代の男女4人が、現金をだまし取られるなどの被害に遭っていて、被害総額は約1500万円となっているんです。皆さん、こういった悪質な詐欺には、くれぐれもお気をつけください。