１万円札の肖像が福沢諭吉から渋沢栄一へ変更されたことを記念した引継式が３日、東京証券取引所で行われた。
渋沢の出身地・埼玉県深谷市の小島進市長は、山高帽に蝶ネクタイの渋沢栄一コスプレで登場。「この格好をすると身が引き締まる。市できのうカウントダウンイベントがありまして、テンション上がっております」と笑顔を見せ「新紙幣への思いが強いので、今は感無量。（福沢諭吉の出身地の）大分県中津市とともに盛り上げていきたい」と決意を述べた。一方の中津市の奥塚正典市長は「福沢先生、渋沢先生には、近代化の立役者という共通点がある。現在の我々に光を当ててくれる存在だと思いますよ」と、バトンタッチの相手へエールを送った。