300年以上の歴史を誇るドイツ発祥の磁器「マイセン」の展示会が新潟市の美術館で開かれています。誕生から現在に至るまで時代と共に変化するマイセンの魅力を感じることが出来ます。
【長谷川珠子アナウンサー】
「豪華で繊細な作りで多くのコレクターを生んできたマイセンが新潟に集結です」
新潟市西区の雪梁舎美術館で開かれている「マイセン展」。
1800年代のアンティークマイセンなど300点以上の貴重なコレクションの中から厳選された150点が展示されています。
【雪梁舎美術館 捧 実穂 理事長】
「ドイツのマイセン地方にある国立マイセン磁器製作所でしか作っていない物なので、それ以外の物はマイセンではない」
さらにマイセンの誕生にはこんな背景が…
【長谷川珠子アナウンサー】
「初期のマイセンは九州の柿右衛門様式の絵付け、さらにドラゴンなど中国風の絵付けが多くあります。当時ヨーロッパよりも焼き物の技術が発達していた東洋はドイツの人にとって憧れの存在だったようです」
【雪梁舎美術館 捧 実穂 理事長】
「最初マイセン地方は白磁を作れなかった、それで中国とか日本のものを輸入して、それまねて書いていた」
東洋の芸術文化との深い関わりもありました。
【雪梁舎美術館 捧 実穂 理事長】
「この美しさと技術を見て感じて安らぎ、感動を味わっていただきたい」
マイセン展は5月7日まで雪梁舎美術館で開かれています。