第2回「2024年梅雨明け予想」 梅雨明けはいつ? 日本気象協会発表

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今日4日、日本気象協会は第2回「2024年梅雨明け予想」を発表しました。今月中旬にかけて九州から東北にかけては梅雨空が続き、梅雨末期の大雨に注意が必要です。今月20日ごろからは太平洋高気圧が勢力を強め、順次梅雨明けを迎えそうです。
各地の梅雨明け予想
今日(4日)は太平洋高気圧が張り出し、東日本と西日本の太平洋側の地域を中心に強い日差しが照りつけて、真夏を思わせる猛烈な暑さとなりました。しかし、このまま梅雨明けとはならず、この先、太平洋高気圧は一旦勢力を弱める見通しです。今月中旬ごろにかけて、北日本から西日本は前線や低気圧の影響を受けやすい見込みで、曇りや雨の日が多いでしょう。その後、今月下旬には太平洋高気圧が勢力を強める予想です。20日ごろに気圧の谷の影響で、九州から北海道まで広く雨が降る予想で、その雨の後、20日~22日ごろにかけてが、各地で梅雨明けのタイミングとなりそうです。ただ、東北北部の梅雨明けは、次の雨の後、25日ごろとなるでしょう。<梅雨明け予想>東北北部 7月25日ごろ 平年より早い東北南部 7月22日ごろ 平年並み北陸 7月22日ごろ 平年並み関東甲信 7月22日ごろ 平年より遅い東海 7月22日ごろ 平年より遅い近畿 7月21日ごろ 平年並み中国地方 7月20日ごろ 平年並み四国 7月21日ごろ 平年より遅い九州北部 7月20日ごろ 平年並み九州南部 7月20日ごろ 平年より遅い
平年の梅雨明けは?

今年の梅雨明けは、平年と比較すると、平年並み、または平年より遅い所が多くなりそうです。梅雨明けが近づくこれから時期に注意が必要なのが、梅雨末期の大雨です。今日(4日)気象庁が発表した最新の1か月予報によりますと、この先1か月の降水量は、北日本から西日本の日本海側の地域で「多い」予想で、太平洋側では「平年並みか多い」予想です。梅雨末期には、前線や低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込みやすく、大雨となる可能性があります。特に、普段雨の量がそれほど多くない日本海側の地域や、今年1月の能登半島地震で地盤が緩んでいる所では、大雨に対する一層の注意や備えが必要です。
大雨への備え

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。