ごはんとの相性もよい味噌汁は、食卓に欠かせないメニューです。口にする機会が多いからこそ、おいしく仕上げたいところですね。
味噌汁をおいしく作るためのコツを、味噌メーカーとして知られるマルサンアイ株式会社の公式サイトより紹介します。
味噌汁をおいしく作るためのコツは、煮立てないことです。食べる前に温め直す時にも、グラグラと沸騰させないよう注意しましょう。
とはいえ、「なぜ煮立てないことが味噌汁のおいしさにつながるのか」と疑問を抱いている人もいるはず。
マルサンアイ株式会社の公式サイトは、この疑問に対して以下のような回答を掲載しています。
みその香りは、加熱と共に蒸散して弱くなります。また、だしの香りも同様ですので、必要以上の加熱は避けていただいた方が、みそ本来の香りをお楽しみいただけます。
マルサンアイ株式会社 ーより引用
味噌汁の味を決定付けるのは、やはりだしの風味と味噌の味わいです。具材にしっかり火を通すことは大切ですが、加熱しすぎると風味が飛んでいってしまうでしょう。沸騰する直前のタイミングで火を止めるのが、もっともおいしい食べ方だといわれています。
味噌汁を加熱しすぎずおいしく仕上げるためには、具材を入れる順番もぜひ意識してみてください。
にんじんや大根、じゃがいもといった根菜類やイモ類は、味噌汁の具材のなかでも火が通りにくいもの。最初に入れてからコンロの火を点け、じっくりと火を通していきましょう。こうすることで、グラグラと加熱しすぎなくても、中まできちんと柔らかくなります。
一方で、豆腐やワカメ、油揚げやネギといった具材は火が通りやすいものです。煮汁が温まった後に入れて、さっと火を通しましょう。食感が損なわれにくく、見た目も美しく仕上がります。
基本的には、だし汁に具材を入れ、火が通ったら火を止めて味噌を溶かし、再度火をつけて沸騰しないように温めたら完成です。
おいしく作るため、ぜひ基本に忠実に調理してみてください。
味噌本来の香りが楽しめる味噌汁は、濃い味付けにしなくても十分に満足できるというメリットもあります。ぜひだしや味噌の心地よい香りと味に癒やされてみてください。おいしい味噌汁でパワーチャージして、1日を元気に過ごしましょう。
[文・構成/grape編集部]