伊藤環境相と新潟水俣病被害者団体の懇談が7月17日からの2日間、新潟市で開催されることが発表されました。伊藤環境相は被害者団体の要望に「できるだけ回答したい」としています。
【伊藤環境相】
「最終調整しているが、近々に時間をしっかりとれる形で行う予定」
伊藤環境相が最終調整を行っていると話すのは、新潟水俣病の被害者団体との懇談について。
水俣病の被害者団体との懇談をめぐっては今年5月、熊本県で行われた際に患者の発言が遮られたことが問題に…新潟の被害者団体からも懇談を求める声が上がっていました。
そもそも熊本では毎年、大臣が式典に出席していたのに対し、新潟は公式確認から50年の節目を迎えた2015年を最後に大臣との懇談の場が設定されることはありませんでした。
【新潟水俣病阿賀野患者会 曽我浩 会長代行】
「新潟が低く見られている気がして非常に不満。新潟では意見を述べる場がない」
今年の式典も国会を理由に大臣は出席せず、別に懇談の場を設ける方針を示していました。
【伊藤環境相】
「できるだけ多くの団体と意見交換・皆様のお気持ちなり、状況を聞かせていただく。そういう懇談にしたい」
そして5日午後、大臣と4つの団体が7月17日・18日の2日間にわたって新潟市で懇談されることが発表されました。
被害者団体が要望している救済策は示されるのでしょうか。
【伊藤環境相】
「具体的に皆様の要望に対して回答申し上げたい」