花の島とも呼ばれる新潟県佐渡市。本格的な夏に向かういま、様々な花が見頃を迎え、島に彩りを加えています。
白や濃いピンク・紫など落ちついたアジサイの色彩が静かな境内によく調和しているのは、蓮華峰寺です。
アジサイ寺として知られ、その境内と周辺には約7000株が植えられています。島内でも開花時期が遅いアジサイで、いま一番の見頃を迎えています。
【子ども】
「きれいだった。紫色が好き」
世界遺産登録の吉報が待たれる佐渡金山周辺では、採掘が行われた坑道付近で「ホタルブクロ」が静かに揺れています。
形が金を詰め込んだ鉱石袋のように見えると、地元の人から人気があるということです。
一方、景勝地の尖閣湾には「ハマヒルガオ」が咲いています。険しい岩肌と優しいハマヒルガオのコントラストは他にはない風景です。
一方、小木地区の深浦漁港には、多くの海藻が。地元の人には“藻の花”として親しまれています。
【地元の漁師】
「だいたい今頃、藻が生え替わる。冬の藻と夏の藻」
そのほか、ビワやヒマワリ・タチアオイなどの明るい夏の色が島をよりカラフルにしています。