クロス・マーケティングは7月1日、「新型コロナウイルス生活影響度調査」の結果を発表した。調査は4月26日~29日、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500名(各年代500名)を対象に、インターネットで行われた。
新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行した1年前と比べ、休日の外出頻度や行動範囲がどう変化したかを聞いたところ、外出頻度が「増えた」人と行動範囲が「広くなった」人はともに2割、いずれも「変わらない」は6割台という結果に。
そこで、この夏の予定を聞いたところ、「県境を越える国内旅行」(23%)が最も多く、次いで「お墓参り」(18%)、「帰省」(16%)、「お祭り・花火大会」(15%)が上位に。また、「映画館・演劇場」「ショッピング」「水族館・動物園・植物園」「博物館・美術館」など、室内で過ごせるところへの予定が昨年より若干増えており、猛暑を考慮している人が多いよう。
さらに、旅行の移動手段を教えてもらったところ、「自家用車」(59%)が最も多く、次いで「新幹線」(50%)、「電車」(42%)、「航空機」(35%)と続いた。
次に、オーバーツーリズムへの懸念が高まる中、訪日外国人観光客に対して思うことを聴取したところ、「路上飲み、禁煙場所での喫煙、ごみのポイ捨て」「文化遺産への落書き」「無許可での写真撮影や私有地への立ち入り」などマナー違反や迷惑行為をやめてほしい、「信号無視や歩道のないところでの横断など交通ルールを守ってほしい」「訪日外国人観光客で混雑している観光地へは行きにくい」といった声が上位に。いずれも、60代では突出して高い傾向となった。
最後に、定点指標である「直近1週間の不安度」を教えてもらったところ、感染者数も増えたことから、4月より2.2pの微増の30%。「将来に対する不安度」は4月より横ばい。「直近1週間のストレス度」は、2023年8月より横ばいが続いている。