幅広い世代集う場に 海辺のアイス店「ソルヴェテリア プライア」オープン 地元産食材使ったフレーバー いすみ

庭造りや住空間整備を手がけるいすみ市の「プレジャーガーデン&リビング」が、本社隣接地にアイスクリームをメインメニューとしたカフェ「ソルヴェテリア プライア」をオープンした。「地域に幅広い世代が集う店が少ないので必要だと思った」(空閑利奈社長)と6月22日に開店し、地元産食材を使った彩り豊かなアイスクリームを提供している。
イタリアの老舗メーカーのマシンでアイスクリームを製造。市内にある「高秀牧場」の搾りたて牛乳などを原料としており、地元産のキュウリ、バジル、ブルーベリーのほか、九十九里の塩などを使った12種類のフレーバーを展開する。
外観は本社と統一感を持たせて黒色だが、店内に入ると、白を基調とした清潔感と開放感のある空間が広がる。店名はポルトガル語で「海辺のアイスクリーム店」を意味しており、ワインの樽(たる)を生かした椅子などでリゾート感を演出する。
日本にサーフィン文化を持ち込んだパイオニアの一人とされ、サーフィン界の「レジェンド」とも呼ばれる旧岬町(いすみ市)出身の阿出川輝雄さんは、空閑社長の実父。店内には、阿出川さんの若かりし頃の写真などが飾られているコーナーもある。空閑社長は「お客さまが自然と集まってくれるような店にしたい」と話した。
住所はいすみ市岬町和泉2129。営業時間は午前9時~午後6時。詳細は同店のウェブサイトやインスタグラムから。