崖の上のポニョ、おめでた! 急斜面に居着いたヤギ 4月に出産予定 佐倉草ぶえの丘

佐倉市は27日、市内の急斜面に迷い込み、2カ月半以上居着いて話題になった雌のヤギ「ポニョ」が妊娠したと発表した。
ポニョを飼育している同市の観光施設「佐倉草ぶえの丘」などによると、ポニョは4月上旬に出産予定。ポニョは2月に3歳になる。
2020年5月、斜面近くの会社で飼われていたポニョが逃げ出した。京成線沿いにあるコンクリート製の斜面に居着いているのが確認され、草を食べる姿などが話題となった。市などの捕獲作戦で、同年8月に「救出」された。
ポニョの「お相手」は、捕獲作戦を支援した睦沢町の「むつざわヤギ牧場」から繁殖目的で借り受けていた1歳の「豆の助」。同牧場によると、豆の助は捕獲作戦の際にポニョの「おびきだし役」として活躍した「さくら」の子どもだという。草ぶえの丘の担当者は「無事に赤ちゃんが生まれるまで温かく見守ってほしい」と話している。