今が旬の貝、シジミと岩ガキを紹介します。
7月8日朝の新潟市中央卸売市場。新鮮な魚介類が並ぶ中市場にはある変化が起きていました。
【山津水産 小出大輝さん】
「7月に入って、底引き網漁が禁漁期間に入ったので、魚の入荷量が3~4割程度減っている」
環境保護のため7月~8月の2カ月間、イカやカレイなどが獲れる海での底引き網漁が禁漁に。そこで今オススメなのが、川でとれる県産のシジミです。
【記者リポート】
「新潟県産のシジミは餌が豊富な環境で育つため、身が大きくうまみが強いのが特長」
プランクトンなどが豊富な阿賀野川で育つことから、湖で収穫される一般的なシジミに比べ、泥臭さが少なく、身も大きいという県産のシジミ。
今年から漁を行う日を週3日から4日に増やしたことで例年に比べ、漁獲量も増加しています。
【山津水産 小出大輝さん】
「定番の味噌汁はもちろん、新潟産のシジミは粒が大きいので酒蒸しにしてもおいしい」
また、富山県や石川県など日本海近海でとれる岩ガキもいま旬を迎えています。
【山津水産 小出大輝さん】
「岩ガキは弾力があって、食べたときに口の中でプリっと弾けるような食感。ぜひ、ポン酢などを使って生で食べていただければ」
資材費などの高騰を受け、例年に比べ1割ほど価格が高くなっていますが、漁獲量は平年並みで今年もおいしい岩ガキが楽しめそうです。
【山津水産 小出大輝さん】
「底引き網漁が禁漁になり魚の入荷量が減っているが、まだまだおいしい魚介類がたくさんあるので、ぜひそういったものを楽しんでいただけたら」
シジミと岩ガキはともに7月上旬から8月下旬に出荷のピークを迎えます。