女性患者に「ナイスバディ」のお会計 54歳エロ医師が盗撮した下半身診療動画50本の中身

〈ブラジャーをつけたまま、もしくは少しずらすような対応をお願いしたところ、今度は思いっきり上にずらされて結局丸出しに…熱があったため大した抵抗もできずされるがままでした。会計時に「ナイスバディ」と言われトラウマです。こんな出来の悪いAVのような悪質な病院が本当にあるなんてびっくりです〉
エロドクターの診療を受けたとみられる女性患者は、ネットの掲示板にこう怒りの投稿をしていた。
診療を装い、女性患者の下半身を触りながらカメラ機能付きのメガネで盗撮したとして、「大塚南口駅前脳神経内科クリニック」(東京都豊島区)院長の西田隆容疑者(54)が8日、準強制わいせつの疑いで警視庁捜査1課に逮捕された。
2021年10月25日午後、西田容疑者は20代の女性患者に対し、診療するフリをして下着を脱ぐように指示。女性を内診台に座らせ、あらわになった下半身を約1時間にわたって触り続け、小型カメラが内蔵されたメガネを装着して、その様子を撮影していた。西田容疑者は脳神経内科の専門医ながらクリニックは婦人科診療も明示。クリニックには看護師や事務職員はおらず、診療時、診察室にいたのは西田容疑者1人だった。
調べに対し、「悪いことをした覚えはない。苦情を申し立てられた場合に、自分の診察が正当であることを担保するためだった」と供述しているという。
女性は前日から発熱があったため、別の内科で診察を受けたが、あらためて婦人科で検査を希望。盗撮には気づかなかったものの、あまりにも触診時間が長かったため、不審に思い、巣鴨署に相談した。

■診療に必要のない部分を執拗に触っている動画
「逮捕まで1年半近くかかったのは、捜査対象が医師だったため、わいせつ行為かどうかを慎重に見極める必要があったから。複数の専門医に話を聞き、医療行為ではないと判断した。自宅から押収したパソコンに、西田が複数の女性患者に対し、診療に必要のない部分を執拗に触っている動画が50本以上保存されていた。それで盗撮行為が発覚した」(捜査事情通)
西田容疑者は青森県出身で防衛医科大卒。クリニックはJR大塚駅徒歩2分の場所にあり、HPにはこう書かれていた。
〈自衛隊の医官として、北は北海道から南は九州まで、国内さまざまな地域で診療にあたり、経験を重ねました〉
〈開業にあたっては、幸いにも駅から近い恵まれた立地にご縁がありましたので、お仕事などで忙しくなさっている方にも通っていただきやすいのではないでしょうか。通りからそのままお入りいただける院内は、深みのある木のぬくもりを感じる落ち着いた雰囲気に整えました〉
木のぬくもりを感じる診察室で、日々、クズ医師による「出来の悪いAVのような悪質な盗撮行為」が行われていた。