新型コロナウイルス感染対策のマスクの着用が13日から緩和されることを受け、千葉市の神谷俊一市長は9日の定例記者会見で、市職員について一律にマスク着用を求めず個人の判断に委ねることを明らかにした。窓口対応などで市民から求めがあれば着用する。同日の新型コロナ対策本部会議で決めた。
市人材育成課によると、市職員は原則マスクをして業務に当たっている。13日以降は、市立病院や高齢者施設などを除き、個人の判断に着用を委ねる。不安に感じる市民のために、職員にマスク着用を希望する場合は申し出るよう書かれた文書を窓口や課の入口などに掲示する予定。混雑した電車やバスに乗って通勤する場合などは着用を求める。
来庁者や市施設利用者に対しても一律にマスク着用を求めない。合唱など飛まつ感染の恐れがある活動や、重症化リスクの高い高齢者などが集まる活動を市施設で行う場合は、マスクの着用をお願いする。
市立学校でも国の方針に基づいて4月から着用を求めない。これまでは登下校時や体育の授業中だけ外すことが可能だった。
市はホームページなどで市の対応の周知を図る。神谷市長は「外せる環境であれば私も外していきたい」と述べる一方、手指消毒や換気など基本的な感染対策は継続していくとした。