新潟署・長岡署・上越署は去年1月から9月ごろまでの間に、新潟県や山形県などのドラッグストアで、万引きを繰り返していたベトナム国籍の男の捜査を終結したと発表しました。男の犯行による被害総額は180万円以上にのぼっていました。
24件の窃盗(万引き)容疑で書類送検されたのは、群馬県太田市新田瑞木町に住む無職でベトナム国籍の男(22)です。
男は今年5月23日、新潟市中央区内のドラッグストアで、美容液など33点(販売価格合計11万2244円)を盗んだ疑いで逮捕され、その後起訴されていました。
警察が男の余罪を捜査したところ、去年1月ごろから9月ごろまでの間に、新潟、山形、福井県内のドラッグストア24店舗でも万引きをしていたことが発覚。
万引きしていたのは化粧品や医薬品、サプリメントで高価なものを狙って犯行に及んでいたということです。被害物品の数は483点で、被害総額は180万1144円に上っています。
警察によりますと、男は単独犯ではなく、氏名不詳の共犯者と複数人で犯行に及んでいて、男は実際に店舗に入って万引きをする実行役だったということです。
男の手口は、商品を自分の衣服やバッグの中に入れ、そのままレジを通さずに店の外へ出て共犯者と合流。その際、共犯者から報酬として金をもらっていたとみられています。
男らは同じ店は狙わず、移動しながら犯行に及んでいて、犯行時間は午後から夕方が多かったということです。