「心頭滅却すれば火もまた涼し」という言葉があるように、どのような事態でも心の中を『無』にすることで乗り越えられるとされています。
あなたもきっと、憂うつになったり緊張したりする出来事に直面した際、少しでも心の平穏を保つべく、思考を整理したことがあるでしょう。
心を落ち着かせて試練に挑むのは、もしかすると人間だけではないのかもしれません…。
エキゾチックショートヘアの愛猫たちと暮らす、飼い主(@pechanko_bocco)さんは、ある日、動物病院を訪れました。
たとえ健康な状態でも、検査などで何かと訪れる機会の多い、動物病院。…しかし愛猫は何度来ても、この雰囲気に慣れることができないようです。
ペットキャリーから覗く愛猫の姿を見れば、誰もがその心境を察することでしょう!
「病院では心を『無』にするのです…」
ペットキャリーの丸い穴から見えるのは、心頭滅却している愛猫の顔!
健康のためには仕方ないこととはいえ、受診では時に痛みを伴うことも。そのため、人間の大人でも苦手意識を持つ人は少なくありません。
その気持ちは、猫も同じなのでしょう。目を細め、どこか遠くを見つめる表情からは、不安や緊張を隠すかのように気持ちを抑えていることが分かります…。
完全に『無』の境地に至っている猫の姿に、多くの人が同情するとともに笑ってしまったようです!
・か、顔ー!完全に悟りを開いている…。
・ペットキャリーの奥行きが見えない角度だから、よりシュールだ。
・思わず「ふぶっ」って吹き出しちゃった。心が洗われる表情だな…。
中には、イタリアのローマにある、かの有名な彫刻『真実の口』に似ているという声も。
『真実の口』は、ウソつきが口に手を差し入れると、抜けなくなるといわれています。…心を無にしている最中ゆえ、この愛らしい『真実の口』に手を差し出しても、何も起こらないかもしれません…。
[文・構成/grape編集部]