2023年3月8日に開幕した、野球の世界大会である『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』。
同月10日、東京都文京区にある『東京ドーム』にて、日本代表の『侍ジャパン』が韓国と熱い戦いを繰り広げました。
2点リードで迎えた6回裏、日本の攻撃で打席に立った、ラーズ・ヌートバー選手。
すると、韓国投手の2投目が、ヌートバー選手の左肩付近に激突したのです。
死球を受け、ヌートバー選手は歩いて一塁に。まさかのデッドボールに、会場では韓国投手へのブーイングが巻き起こりました。
その後、日本は韓国に13対4で勝利。同試合で、走攻守の全力プレーが大観衆の胸を打ったヌートバー選手は、ヒーローインタビューに応じました。
「6回にはデッドボールもありましたが、身体大丈夫ですか?」と心配する記者に対し、ヌートバー選手は次のように答えたといいます。
六回には背中に死球を受けたが「凝っていたところにぶつかって、ほぐれたのでちょうどよかった」と笑った。
サンケイスポーツ ーより引用
「凝っていたところにぶつかり、ほぐれたのでちょうどよかった」と、ユーモアたっぷりに笑顔で答えたのです!
死球は、選手の故障の原因にもなり得る危険な球。
きっと韓国投手もわざと当てたわけではないでしょうが、怒ったり批判したりしない、ヌートバー選手の粋な返しに、会場からは歓声が湧き上がりました。
また、ヌートバー選手の発言は、SNSでも拡散され、称賛の声が上がっています。
・このコメントは最高ですね。これぞ『侍魂』!
・すごく痛かっただろうに…。セリフまでファインプレー!
・感動した。こんなステキで粋なジョークがいえる人間になりたい!
・ヒーローインタビューで笑いに変えるなんて、かっこよすぎ。
1試合ごとにドラマが生まれる、WBC。
今後の『侍ジャパン』の活躍からも、目が離せません。
[文・構成/grape編集部]