業者「この給湯器を見たら注意して」 呼びかけに「本当に怖い」「知らなかった!」

さまざまな機器によって支えられている、私たちの日常生活。
いくら性能がよくても、機器本体だけでは成り立ちません。長く安全に使うためにも、定期的にメンテナンスをする人の存在は必要不可欠といえます。
水やお湯、電気なども、いわゆる『業者』と呼ばれる人たちがいるからこそ、いつも快適に使うことができるのです。
「みなさんにお知らせです」というひと言とともに、注意喚起を行ったのは、ガス設備を中心に施工している『てっちゃん工務店』のXアカウント(@linknext0907)。
お湯を使うために各家庭に設置されている、ガス給湯器に関する重要な『呼びかけ』を行いました。
次の写真のような給湯器の周囲に工具が置いてあるのに誰もいなかったら、声をかけてください。
写っているのは、集合住宅などでよく目にするタイプの給湯器。
もし周囲に誰もいなかったら、その場に置いてある工具を見て、「業者の忘れ物かもしれない」と思ってしまうのも仕方のないことでしょう。
同店は一度声をかけてほしい理由として、給湯器の後ろで人が作業をしている可能性を挙げました。
写真の給湯器は、後方排気タイプ。構造上、排気筒を付けるには、給湯器の後ろ側に回り、狭い中で作業をする必要が生じます。
しかし、見えづらい場所で作業を行うため、時には開けっ放しになっていると勘違いされ、給湯器の扉を閉められてしまうケースもあるのだとか。
「鍵を閉めてどこかへ行かないでください」と呼びかけた、同店。投稿はまたたく間に拡散され、多くの人から反響が上がりました。
・後方排気タイプは厄介。これが怖くて、1人で作業をしないようにしています…。
・暑い時期だと熱中症につながりかねないので、本当に怖い。しっかりと覚えておきます。
・この後ろで作業することがあるとは、知らなかった!広まってほしい情報だ。
もちろん業者側も作業中の札を掲示するなど、各々対策を練っています。それでも、よかれと思って扉を閉めてしまう人はいるようです。
情報を知っているだけで、アクシデントが起こる確率は下がるはず。全国で汗水を流しながら作業をしてくれる人たちのためにも、この呼びかけが広まることを祈るばかりです。
[文・構成/grape編集部]