気付いてくれてよかった! トラック運転手が出発前に点検をしていたら…?

車に乗る前に、エンジンルームや車のまわりなどを点検することは大切です。
車体に不具合がないか早期に発見するため、特に長距離を運転する前には出発前の点検が推奨されています。
アメリカのオハイオ州で、セミトレーラーの運転手が仕事を始める前に、いつものように車両の点検をしていました。
そこで運転手の男性は、ある異変に気付きます。
それは、トラック自体の故障ではありません。
大きな2本のタイヤの間に、子猫が挟まっていたのです!
子猫はタイヤの間の狭い隙間にすっぽりと入り込んで、自力で抜けられないように見えたそう。
運転手の男性は警察のハイウェイパトロールに協力を求め、彼らは安全に子猫を助け出すために知恵を絞り始めます。
タイヤの上から覗き込むと、子猫の脚がタイヤの間に挟まっているのが確認できたのだとか。
この場合、タイヤの間から手を伸ばして子猫を無理やり引っ張るのは危険です。
そこで彼らは外側のタイヤを外しますが、子猫は残ったタイヤの中に隠れてしまいました。
「ほら、出ておいで」と呼んでも、子猫が出てくる気配はありません。
さらに内側のタイヤも慎重に外すと、怯えて動けなくなっている子猫の姿が!
こうして、無事に子猫を救助することができました。
Watch this meow-velous rescue of a kitten stuck in a semi’s wheel well. This seemingly im-paw-sible rescue mission had a happy ending…thanks to the purrfect teamwork by all on scene! pic.twitter.com/XYqk7tWpXB
オハイオ州のハイウェイパトロールはXでこの救出劇について報告。
子猫の救助に協力した人たちへの称賛の声が上がりました。
・運転手が子猫に気付いてくれて嬉しい。
・ハッピーエンドで本当によかった。怯えた子猫に優しくしてくれたみなさん、ありがとう。
・だからこそ出発前の点検はとても重要なんだよね。運転手さん、グッジョブ!
・車両の安全点検をするルールを守った運転手は素晴らしい。会社は彼を表彰してあげてほしいよ。
子猫は動物保護施設に預けられた後、里親が決まったそうです。
このセミトレーラーの運転手は、まさか車の点検をして子猫が見つかるなんて予想もしていなかったはず。
仕事の開始が遅れることより子猫を助けることを優先した運転手と、チームワークで子猫を救った人たちに大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]