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交通違反を取り締まる警察のバイク「交通取締(指導)用自動二輪車」は、ボディが白いことから「白バイ」と呼ばれています。それでは、白ではなく黄色のバイク、いわば「黄バイ」は、いったいどんな役割を担う車両なのでしょうか?
ヒント:首都高でしか見かけない?
この黄バイ、よく見ると「首都高」と書かれたステッカーを付けています。赤色灯を装着しているので、パトロールのような業務を遂行しているのかもしれません。
はたして黄バイの正体は? バイクに詳しいライターの室井大和さんに聞きました! 次ページで教えていただきます
――正解は次のページで!
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○問題をおさらい!
正解はこちら!
○【答え】首都高速道路の黄色いパトロールバイク
正解は首都高パトロールのバイク隊に所属している「首都高速道路の黄色いパトロールバイク」です。
首都高パトロールは首都高速道路の安全を確保するため、四輪車による巡回業務やレッカー車などによる道路上の障害物の撤去、危険防止を目的とした取り締まり業務、機能維持のための管制業務などに従事している民間企業です。
バイク隊の主な任務は、道路トンネルとして日本最長を誇る全長約18.2kmの「山手トンネル」の安全を確保すること。バイクの機動性をいかし、緊急事態発生時にはいち早く現場に駆けつけ、交通整理やトンネル入口の閉鎖、避難誘導指示、初期消火などを実施します。
警察には「白バイ」としておなじみの交通取締(指導)用自動二輪車があり、消防には「クイック・アタッカー」と呼ばれる消防活動二輪車などがありますが、警察と消防以外で緊急指定を受けた二輪車は「黄バイ」のみ。民間企業としては初めての緊急指定バイクとなります。
首都高パトロールのバイク隊は約50名の隊員で構成されており、交通管制室からの指示で2人1組で出動します。黄バイには発煙筒など、安全確保に欠かせない道具類が備え付けられているそうです。
筆者もよく首都高速道路を利用しますが、実際に黄バイを見かけたのは1~2度くらい。トンネル火災や事故などが発生したときに出動することが多いことから、あまり見かけないのは安全である証だともいえます。もし見かけたら周囲に注意しつつ、指示に従って走行するようにしてください。
以上、室井大和さんの解説でした。それでは、次回をお楽しみに!
室井大和 むろいやまと 1982年栃木県生まれ。陸上自衛隊退官後に出版社の記者、編集者を務める。クルマ好きが高じて指定自動車教習所指導員として約10年間、クルマとバイクの実技指導を経験。その後、ライターとして独立。自動車メーカーのテキスト監修、バイクメーカーのSNS運用などを手掛ける。 この著者の記事一覧はこちら