日本のF-2戦闘機も“親戚”と言えなくもない?
アメリカの大手航空機メーカー、ロッキード・マーチンは2024年7月20日、F-16「ファイティングファルコン」戦闘機の通算4600機めの機体が納入されたと発表しました。 同機はジェットエンジン単発の小型戦闘機です。初飛行は1974(昭和49)2月2日(非公式では1月20日)のため、今年(2024年)でちょうど50年を迎えるロングセラー機でもあります。
「ファントムII」を超えるか? 戦闘機F-16が生産4600…の画像はこちら >>ロッキード・マーチンが製造するF-16「ファイティングファルコン」戦闘機(画像:ロッキード・マーチン)。
母国アメリカを始め、ポーランドやイスラエル、イラク、韓国、チリなど世界25か国以上で運用されており、ウクライナやブルガリアも採用を決め、引き渡しを待っているなど、今後も運用国は増える見込みです。
2024年7月現在でも、ブロック70/72と呼ばれる最新型が製造されており、既存モデルのアップグレードも積極的に行われています。 なお、日本の航空自衛隊も運用していたマクドネル・ダグラス(現ボーイング)社製の傑作戦闘機F-4「ファントムII」のライセンス生産を含む総生産数は5195機でした。
F-4「ファントムII」の生産数を上回るかは不明なものの、2025年度末までに年間最大48機の生産数になる予定なので、このまま生産が続けば5000機に限りなく近づいていくでしょう。