愛知・知多半島の最南端にちなむ…師崎地区にローカルグルメ『崎っぽめし』ルールは地の物使って“先っぽ感”

愛知県の知多半島の「先っぽ」、伊勢湾と三河湾の魚介類が豊富に獲れる南知多町の師崎地区で、町の特徴を生かした新グルメが登場しました。 伊勢湾と三河湾に囲まれた知多半島の最南端・師崎地区。
ここで今、港町ならではの、しかも少し尖ったアイデアのグルメが登場しました。その名も「崎っぽめし」。 師崎の「崎」と、知多半島の「先っぽ」をかけて命名されました。ルールは、地元で獲れる旬の魚や野菜を使い、物理的に「先っぽ」感があるグルメです。
師崎にある5つの飲食店で10のメニューが「崎っぽめし」として、既に提供されています。
南知多町役場の担当者:「コロナの影響で観光客が減っていまして、何か町を盛り上げるもの、師崎に新しい名物を作りたいと思って開発したのが『崎っぽめし』になります」 その1つが、地元でとれるシラスにアカシャエビ、ニンジンやミツバなどを使ったかき揚げ丼で、頂上に乗っているマイクロリーフも地元産です。
食事処かねだいの女将:「特注で筒を作っていただいて、それで高さが出るように。気軽に来ていただいて、おいしい海の物・山の物を食べていただけるとうれしいです」
また、注文が入ってから生け簀の魚を出して捌いて刺身にし、1匹まるごと舟盛りにしたものもあります。魚の種類は仕入れ品からお任せです。
豪華な刺し盛りができましたが、肝心の「先っぽ」は…。松新の大将:「ツマとニンジンを尖らせて、魚の頭も持ち上げて、色々工夫しましたけどね」
ちょっと強引な気もしますが、これも立派な「崎っぽめし」。松新の大将:「刺身好きの方には喜んでもらっていますね。コリコリとした刺身は、産地じゃなければ食べられないと思います」 客の反応は上々で、今後も店舗やメニューを増やしていく予定ということです。