「水分補給」の落とし穴 糖分の摂り過ぎによる“ペットボトル症候群”に注意!

厳しい暑さが続く中、子どもたちの熱中症対策は家族にとって大きな課題。そこでお母さんとお父さんに、どんな熱中症対策をしているのか聞いてみると。
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(母親)「熱中症対策に、こまめな水分補給はさせて。帽子は必ずかぶらせています」(父親)「水分を、こまめに取るだけです。1.5リットルくらい飲んでます」
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熱中症対策の基本の1つ「水分補給」。この水分補給で飲むソフトドリンクやスポーツドリンクで、体に不調をきたす可能性があるそうなんです。
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名古屋市にあるクリニックの院長に、この夏に気を付けたい飲み物を聞いてみると…。(みうら内科クリニック 三浦義孝院長)「いわゆるソフトドリンクというジュースには気を付けていただきたいなと思います。こういう炭酸飲料には50グラムくらい糖が含まれる」
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飲み物に含まれる糖の量はとても多い!例えばコーラ500ミリリットルにはスティックシュガー19本、オレンジジュースには17本分も糖が含まれているんです。そして熱中症予防に飲む人も多いスポーツドリンクにも、なんとスティックシュガー9本分。
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(みうら内科クリニック 三浦義孝院長)「こういうジュースを飲むと、1日で取るべき砂糖の量を超えてしまう」WHOによると、成人の1日当たりの糖の摂取目安は約25グラム。コーラやオレンジジュースは、ペットボトル1本で一日の摂取目安をオーバーです。
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(みうら内科クリニック 三浦義孝院長)「スポーツドリンクというのは何か体にいいように感じますが、糖に関していうと、ちょっと危険かなという感じがします」水分補給は糖の量に注意!そして、もう1つ気を付けてほしいことがあるそうで。(みうら内科クリニック 三浦義孝院長)「いわゆるペットボトル症候群。中・高校生くらいからあります」
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ペットボトル症候群とはどんなものなのでしょうか。まず糖分を含む飲み物を大量に摂取すると血糖値が一気に上昇し、体がだるいなどの「けん怠感」そして「のどの渇き」の症状が現れます。そこでさらに甘い飲み物を飲むと、さらに血糖値が上がる、この悪循環がいわゆるペットボトル症候群です。
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(みうら内科クリニック 三浦義孝院長)「コップから飲むと一回に飲める量が限られているが、ペットボトルだと一気に飲めてしまう」