「＋（プラス）」で始まる電話に要注意です！郵便局員2人が特殊詐欺の被害を相次いで防いだとして、警察から感謝状が贈られました。決め手は「アイドルに会える」そして「＋（プラス）」で始まる電話番号でした。
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25日、愛知県中警察署から感謝状を贈呈されたのは、名古屋市中区の名古屋平和郵便局に勤務する加藤日向子さんと東野哲也さんの2人です。ことし6月、郵便局で仕事をしていた加藤さんのもとに、30代の女性がスマホ片手に興奮した様子で駆け寄り「送金ができない」と尋ねました。
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加藤さんが女性のスマホを確認すると、LINE上に男性アイドルグループのメンバーを名乗る人物から「100万円を振り込んだら会える」という文言とともに、送金先の口座を指示する内容が送られていました。詐欺の可能性が高いと感じた加藤さんは他の局員と女性を説得し、すぐに警察に通報したということです。危うく100万円を振り込むところだった女性を救った加藤さんですが、それからわずか3週間後、今度は同じ郵便局で働く同僚の東野さんに、80代の女性が電話をかけながら「振込したいがやり方がわからない」と尋ねてきました。
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女性と通話相手のやりとりを聞いていると、「携帯の支払い方法が変わった」「残高はいくら？」と言葉巧みに数十万円を要求していました。不審に思った東野さんが電話を替わり着信履歴を確認すると電話番号が国際電話を表す「＋（プラス）」から始まっていることを発見。すぐに詐欺だと気づき、警察に通報しました。（東野哲也さん）「被害に遭われている方は、どうしても思い込みがありますので、焦らず時間をかけて、ご納得いただける説得ができれば」
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警察によりますと愛知県では、ことし5月までにSNS上だけでやりとりをして金をだまし取るロマンス詐欺や投資詐欺が304件確認されていて、被害総額は32億円以上。さらに「＋（プラス）」から始まる国際電話を含む架空料金請求詐欺は134件発生していて、被害総額は4億3000万円以上だということです。愛知県警は1人で判断せず誰かに相談することや、知らない番号からの着信に出ないよう注意を呼びかけています。