最新の梅雨明け予想 来週前半にかけて東北に前線停滞 東北・北…の画像はこちら >>
日本気象協会は今日25日、最新の梅雨明け予想を発表。しばらく前線が停滞し、東北・北陸の梅雨明けは8月に持ち越しへ。今日25日は山形県に「大雨特別警報」が発表され、記録的な大雨となりました。今夜は再び雨が強まり、明日26日にかけて東北は広く「警報級の大雨」に。大雨被害が更に拡大する恐れもあるため夜間も安全な場所に避難し、最大級の警戒を続けてください。
来週前半にかけて東北付近に前線停滞
今日25日、日本気象協会は最新の梅雨明け予想を発表しました。梅雨前線は、来週前半にかけてしばらく東北付近に停滞するでしょう。その後、太平洋高気圧が強まり、前線は北海道付近まで北上する見込みです。
東北の梅雨明けは8月に持ち越しへ
北陸地方は、次に高気圧が強まる8月1日頃に梅雨明けとなるでしょう。東北地方は来週にかけてもまだ梅雨前線の影響を受ける見込みです。しばらくは断続的に雨が降り、28日から30日頃にかけては局地的に警報級のとなる恐れがあります。すでに記録的な大雨となっている中で、更に災害のリスクが高まる恐れがあります。8月3日頃、北日本を気圧の谷が通過した後、8月5日頃には東北南部、東北北部ともに梅雨明けとなる見込みです。東北地方の梅雨明けは8月上旬に持ち越しとなるでしょう。来週にかけても梅雨末期の大雨に厳重に警戒し、最新情報を確認して、身の安全の確保に努めてください。※梅雨明け平年日 北陸地方 7月23日頃、東北南部 7月24日頃、東北北部 7月28日頃
山形県に「大雨特別警報」が発表 秋田県子吉川で堤防決壊も
今日25日午後1時過ぎ、山形県に「大雨特別警報」が発表されました。梅雨前線に近い東北地方を中心に雨量が増え、山形県酒田市では今日25日午後5時50分までの24時間降水量が219.5ミリとなり、7月の平年の1か月分の降水量(218.7ミリ)を超える記録的な大雨となりました。また、秋田県由利本荘市を流れる子吉川では、午後5時に10.3k(右岸)付近において堤防が決壊し、氾濫が発生しました。国土交通省のライブカメラの状況を見ても、平常時に比べて川の境目が分からなくなっており、非常に危険な様子が分かります。今夜から再び雨が強まり、明日26日にかけて東北は広い範囲で「警報級の大雨」となる恐れがあります。東北地方では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や、増水や氾濫している河川があるため、少ない雨量でも土砂災害や洪水災害の危険度が高まる恐れがあります。大雨の被害が拡大する危険性が高いため、夜間も安全な場所に避難し、最大級の警戒を続けてください。