『虎に翼』で触れられた長岡空襲、1週間後は“あの日”も… 現実との交差に「涙が出て仕方ない」「情緒グチャグチャ」

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伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』にて26日、弁護士の杉田太郎(高橋克実)が、長岡空襲で家族を失っていたことが明かされた。Xでも思わず涙する人が続出するなど反響を呼んでいる。

寅子(伊藤)は、航一(岡田将生)の提案で、優未(竹澤咲子)を連れ、杉田が主催する麻雀大会の見学に訪れる。杉田は、寅子と並んだ優未を見るなり声をあげて泣き崩れ、寅子や優未は困惑。
杉田の弟・次郎(田口浩正)は、杉田が長岡空襲で一人娘と孫娘を失っており、優未に孫娘の面影が重なったのだろうと説明する。

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長岡空襲は、新潟県長岡市で1945年8月1日の午後10時30分から翌2日午前0時10分の間に米軍によって行われた空襲。市民ら1,488人が犠牲となり、中心部の市街地の約8割が消失したとされる。
思いがけず明らかになった杉田の悲しい過去に、Xでは「杉田弁護士の号泣シーンで、もらい泣き。『嫌なやつ』と思っている人でも、人に言えない悲しみを秘めている」「杉田弁護士は戦争で家族が居なくなって拠り所が仕事だけになってしまったのね」「娘と孫娘を亡くしている杉田弁護士が、寅子と優未が並んでる姿を見ただけで号泣してしまう気持ち、痛いほど分かるなあ」「忖度親父かと思ってた杉田弁護士の過去に涙が止まらなくなりました」との声が。
演じる高橋自身も新潟県三条市出身で、思いが伝わるような熱演に「私の祖母はこの空襲を体験していて(父は生まれる前)=)、それはもう悲惨だったと言葉少なに言ってました。高橋克実さんの芝居に朝から泣かされて、情緒グチャグチャで仕事行きたくない~」という人もいた。

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また、「長岡花火の1週間前に長岡空襲を持って来るなんて、涙が出て仕方がない」「来週長岡まつりというタイミングというのが素晴らしい」「来週は長岡の花火ですし良い回でした」との投稿も。
長岡市で毎年8月1日から3日まで行われる「長岡まつり」は、長岡空襲からの復興を願い、終戦翌年の1946年から始まった戦災復興祭が起源。2日と3日には、日本三大花火大会の一つとして知られる「大花火大会」が行われる。
1日夜には、空襲が始まったのと同時刻である午後10時30分に、慰霊の祈りを込めた白一色の花火「白菊」が打ち上げられている。

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「長岡空襲は8/1夜です。慰霊のための長岡花火はコロナで中止になったときも、白菊だけは打ち上がっていて、祭りなのに土日開催にせずに日にち指定にしてるのもこれが理由です」「長岡花火はこの空襲の慰霊の為の花火です。だから8月の2日と3日でなければなりません。今年も3発の慰霊の花火『白菊』から幕が上がります」と説明する人も。
「長岡空襲って、知らなかったかも…。長岡の花火大会の由縁なんですね」「長岡で空襲があったのも知らなかったし、長岡の花火の白菊のことも知らなかった」「長岡花火大会毎年中継で見ていてド平日にやってたりするけどそういう理由があったんだなぁ」と驚く声も見受けられた。
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#トラつばプレイバック
航一と、杉田が主催する麻雀大会の見学へ。
優未を見た途端、泣き崩れる太郎。どうやら、長岡の空襲で亡くした孫娘に似ているらしく…。
そんな太郎を航一が抱きしめ…「ごめんなさい、ごめんなさい…」#虎に翼#伊藤沙莉 #岡田将生 #高橋克実 #田口浩正 #竹澤咲子 pic.twitter.com/IyRbbiXPri
朝ドラ「虎に翼」公式 (@asadora_nhk) July 25, 2024