「ようやく本気出せます!」 アメリカ空軍にF-35Aの”最新バージョン”が納入開始 これまでと何が違う?

段階的に能力向上されます。
アメリカの大手防衛関連企業であるロッキード・マーチンは2024年7月23日、同社が主契約企業として開発および製造に携わっている、最新鋭ステルス戦闘機のF-35A「ライトニングII」に関して、その最新鋭バージョンがアメリカ空軍に引き渡されたと発表しました。
「ようやく本気出せます!」 アメリカ空軍にF-35Aの”最新…の画像はこちら >>アメリカ空軍のF-35A(画像:アメリカ空軍)。
今回引き渡されたのは「TR-3(テクニカルリフレッシュ3)」と呼ばれる最新のコンピューターハードウェアを搭載した機体で、これによりF-35の能力を大幅に向上させる「ブロック4」ソフトウェアをインストールし、膨大な情報を処理することが可能となります。たとえば、搭載するセンサーの性能向上や、より多彩な兵器を運用することができるようになるのです
発表によると、TR-3実装機は段階的に引き渡されるといいます。まずは、初期の訓練に必要な能力を備えたバージョンを7月から8月に引き渡し、その後8月末にはより高度な訓練が可能な機体を引き渡すとのこと。最終的には、2025年中に完全な能力を有する機体の納入を目指すとしています。