【決勝見どころ】聖地切符懸け激突 木更津総合、勢いに乗り雪辱期す 市船橋、2年前の歓喜再現へ 第106回全国高校野球 千葉大会

第106回全国高校野球選手権千葉大会は27日にZOZOマリンスタジアムで行われる決勝で、木更津総合と市船橋が対戦する。どちらが甲子園切符をつかむのか。両チームの準決勝までの成績を基に決勝の見どころを紹介する。
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2022年決勝カードの再現となった。前回は中盤まで点の取り合いとなり、八、九回で7得点した市船橋が押し切った。当時1年の大野七樹が「5番・一塁」で、木更津総合は羽根徹平が「2番・三塁」で先発出場している。
木更津総合は今大会6試合で失点はわずか4。4投手がマウンドを経験し、大一番の先発は準決勝で登板がなかった千葉雄斗か。20回1/3を投げ一度も本塁を踏ませておらず、与四死球3と隙がない。完全復調したエース石沢順平との2枚看板は盤石。
打線は本塁打を放っている中軸の羽根、井上陸の活躍が光るが、脇を固める山口然、本島敬大も打率5割台と好成績を残す。2試合連続コールド勝ちと勢いに乗る。
市船橋は多彩な得点パターンがある。準決勝は4安打を集めて2点差を追い付き、勝ち越した七回は連続スクイズ。花嶋大和、大木陽翔、本郷秀がここ2戦で複数安打を継続中で、チーム打率は4割2厘とバットが振れている。犠打飛は34。走者を出せば手堅く得点に結びつける。
全試合複数投手でつなぎ勝ち上がってきた。エース工藤将祐、5試合に登板した右腕川崎耕司への継投のタイミングは重要となる。